生後1週間で「水かぶり」を開始したのに・・・
今回は衝撃の事実をお伝えします。
2014年8月12日掲載の「『水かぶり』1年、母と子はどう変わったか」をご記憶でしょうか。未読の方は、左の項目の中から同記事をクリックしてご覧ください。
ご登場いただいたOさんは、生まれてすぐ坊やの湿疹に悩まされ、まもなく次々に食物アレルギーに見舞われ、生後7カ月で「水かぶり」に出会いました。
それから当サイトとメールのやり取りがはじまり、中西保健師にサポ−トしてもらいつつ「水かぶり」を実践。その記録を同記事にまとめ、掲載させていただきました。
このたびはOさん一家の、その後についてのご報告です。
あれからいろいろなことがありました。昨秋には、待望の第2子・女児が誕生しました。
お産は安産でした。
「水かぶり」も順調にスタートしました。
その時のうれしさが伝わってくるメールです。
しっかりとした陣痛がきて、45分ほどで生まれました。
生まれてまもなく助産師さんにとても肌がデリケートそうといわれ、入院中にも同じようなことを言われ、これはもうすぐに「水かけ」をした方がいいというお告げかなと思い、生後1週間くらいからはじめました。
蛇口から直接ジャージャーかけたところ、すごい声を出して、真っ赤になりますが、上がった後はじんわり温かいです。
まださほど寒くない時期(10月末)だったので、よかったです。
お兄ちゃんと2人合わせて「水かけ兄妹」です・・・
それから半年、「水かぶり」兄妹は元気でいるかな、厳しかった冬を無事乗り越えたかなと、久しぶりにメールをしてみたところ・・・、意外な現実を知らされたのです。
2人目もひどい湿疹に見舞われ・・・
半年ぶりの返信メールは、やや落ち込みかげんでした。
1月末からチビ2人が病気の連続で、病院に通ってばかりでした。風邪に始まり、インフルエンザ、突然の全身に発疹が生じるという流れで、2人が時間差で発病するので、てんてこ舞いでした。
でも「水かけ」しているので、絶対ひどくはならないという安心感と信頼感に助けられました。
「水かけ」は1月28日まではきちんと続けていました。しかし、お兄ちゃんは40度8分もあったので、やむなく中断。
娘はまだ咳と鼻水が出るので、落ち着いてから再開しようと思っています。
息子の湿疹に関しては、完治といっていいほどきれいになっています。
9月にはまだお尻のあたりに湿疹があり、汗をかくからか痒がっておりました。
10月には湿疹は徐々に落ち着いてきて、アレルギー検査をしたら、アレルギー値もさがっており、卵なども気にせず与えるようにということでした。
娘の方ですが、湿疹の方は残念ながら息子と同じような状態です。
正直息子よりひどいのではないかと思うほどで、痒がって掻き掻き、出血、膿が出ています。掻きむしりもひどく、左頭は頭皮がむけて髪の毛が抜けてしまいました。
食事には気をつけて添加物が入っているものは食べないし、「水かけ」も毎日しているのにどうしてこんなに子どもたちに湿疹やアレルギーが出るのかと、悲しくなります・・・
「胎便」という疑惑
これはおかしい。尋常ではない。私の頭をよぎるものがありました。
もしかして「胎便」(カニばば、カニくそともいう)を出しきっていないのではないか。
通常、赤ちゃんは生まれてすぐに胎児時代の便を排出します。ねばねばした、黒っぽい緑色の、のりの佃煮のようなもので、これは滞留すると有害なもので、生後すぐにしっかり出し切ることが何より大事です。
もし、「胎便」が残っていると、胎毒となって悪さをし、いつまでも湿疹や皮膚病に悩まされるとか。乳児性湿疹の原因は、ほぼ「胎便」を出し切らなかったためといわれます。
この「胎便」の排出を促進するのが母親の初乳です。初乳には、毒消しの成分が含まれていて、「胎便」の排出を促し、毒を消す役割があります。
(「胎便排出」の方法には、諸説あり、3日間何も与えず、「胎便」を出し切ってから初乳をあたえるという説も)
もし初乳を与える前に、他の飲み物などを与えてしまうと、消化吸収が始まってしまい、「胎便」は出きらないまま、体内に残ってしまいます。
初乳はとても大切で、小山内先生も「乳牛を飼っている人も、生まれた仔牛には初乳を与える」といって、初乳の大切さを強調されていました。
こうした対応は当然産院でされてしかるべきですが、「胎便」や初乳について知識のない関係者も少なくないようで、気がかりです。
Oさんに、出産時の状況について尋ねてみました。「胎便」についての知識がないかもしれないので、とりあえずネットで「胎便と湿疹」「胎毒」「初乳」等について検索してみるようつけ加えて。
湿疹は「胎便」が原因だった!
Oさんからは直ちに返信がありました。やはり思ったとおりでした。
「胎便」が原因なのかもしれません!
私の出産した病院は、生まれてすぐカンガルーだっこと、まだ初乳がでないうちに赤ちゃんに乳首をくわえさせます。これは母性育成みたいなものと聞きました。
そのあとすぐにK2シロップをあげます。
さらに産後入院中、初乳が出るまでも、出てからも、しっかりお乳が出るまで赤ちゃんが空腹にならないようにということで、ミルクを足すようにという指示がありました。
私は完全母乳で2人を育てたのですが、産後すぐにはお乳が出ないので、ミルクを足すように言われたのです。
きっとシロップだけでなく、ミルクをどんどん足していくことも「胎便排出」を止める要因になったのではないかと思います。
娘は便の出がすごく悪くて、「胎便」もあまり出た記憶がありません。入院中もなかなか出なかったし、4か月に入ったくらいからやっと2、3日に1回出るくらいです。
徐々に娘自身が段階を踏むはずが、先にいろいろとおしつけてしまったのかもしれません・・・
かわいそうなことをしてしまいました・・・
そして翌日のメールでは、
思えば息子も娘も、まったくといっていいほど「胎便」は出ておりません。
だからストンと納得できました・・・
湿疹は完治。顔つきも男らしくなった。
坊やの湿疹も「胎便」が原因だったと思われます。1年がかりで毒素を出し切ることによって、完治したのでしょう。
今、娘さんがしきりに痒がりかきむしるも、毒素を出そうという生体の自然な働きと思われます。
Oさんは、湿疹が毒素によるものとうすうす感じていたようで、湿疹が出ることでからだを浄化してくれるのであれば、時を待てば息子のように改善されてきれいになるのでは・・・」と期待されます。
しかし胎毒が原因とわかれば、1日も早く毒を出し切ってしまいたいですね。
「胎便」の排出は、クスリや病院では当然期待できませんので、胎毒を出す技術をもっているところ、整体のようなところで施術してもらうのがよいかと思います。
幸い、Oさんの実父が整体に関する知識がおありとのこと、よい人を探して施術を検討されています。
施術が奏功して、1日も早く湿疹がおさまることを祈るのみです。
産院は昔からの知恵に学ぶべき
それにしても、赤ちゃんにこれほどの害を及ぼす「胎便」について、あまりに知られていないことに驚かされます。
Oさんは「もっと早く『胎便』の重要性に気がついていたら、産院の対応を変えてもらえたのに、親として知識のなさで娘にかわいそうなことをしてしまいました・・・」と自分を責めますが、私は産院側の責任を問いたいと思います。
初乳の前に「ビタミンK2シロップ」を飲ませたりしてよいのでしょうか。(乳児ビタミン欠乏性出血症予防のためとして、厚労省研究により有用性が確立しているが・・・)
さらに空腹にしないよう、初乳の前に人工乳を与えよとは。赤ちゃんは3日分の弁当を背負って生まれてくるといわれるのに。
その結果「胎便」が吸収されてしまったら、赤ちゃんはいつまでも毒素を出すために、痒みや湿疹に苦しみぬくのです。あまりに酷と言わざるを得ません。
それよりなすべきことは、昔から伝わる知恵「胎便排出」「初乳」の大切さを受け継いで、しっかり実践していくことではないでしょうか。
皆様の中に、いつまでも湿疹に悩まされている方がいたら、胎毒を疑ってみる必要がありそうです。とりあえずネットで「胎便と湿疹」「胎毒」「初乳」などのキーワードで検索してみると、いろいろ出てきます
産院にも、「胎便」の重要性を認識して、出生後24〜72時間何も与えず、きっちり「胎便」を出し切って、見せてくれるところもあります。
参考になさってください。
心も強くしてくれる「水かぶり」
今回は「水かぶり」番外編となりましたが、Oさんはうれしい報告もくれています。
病気を乗り越えて強くなった坊や。
「水かけ」によりずいぶん助けられました。娘を授かったのも、「水かけ」のおかげだと思っています。息子を妊娠する際は、期間は短かったけれど、不妊治療を行っていました。難なく2人目ができたのも、「水かけ」により私のからだの代謝がよくなったことなどが影響していると思います。
息子は「崖の下のポニョ」を見てから寒空の下でもおなかを出して遊びます。おかげで風邪をひいたり、鼻水をたらしたりしますが、ケロッとしています。野生児そのものです。
娘は、今回は風邪,インフルエンザ、突然の発疹と続きましたが、本来はとても丈夫に育っていると思います。生まれてまもなく息子と一緒に連れまわしても、風邪ひとつひかず、すごいなあと思っていました。
もちろん「水かけ」は万全ではありませんが、どれだけの影響を与えているか計り知れません。風邪をひいたり、インフルエンザその他種々の病気を経験することにより、さらに強くなっているのかもしれません。病気を全くしないことがよいばかりではないのではないでしょうか。
私の姿を見て、妹たちや甥っ子も「水かけ」をはじめてくれました・・・
このようなメールをいただくと、「水かぶり」によりOさんの心が強くなったことにおどろかされ、頼もしく、胸が熱くなります。
娘さんの湿疹が落ち着く日が来ることを、心から願っています。
*
(文責 高木亜由子)
2015年4月30日
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